カミーユ・フォルネ社は、高価な時計ベルトの製作を通してその巧みな皮革製品作りの伝統を追求しようと1945年に狩猟と鞍作りで栄えたピカデリー地方に創設されました。
創設者であるカミーユ・フォルネは、皮革、とりわけ“エキゾチックレザー”の質と製品の完璧な仕上げに特別な注意を払いながら、職人たちにたった一人でその技術的指導をしました。完璧な仕上げこそが顧客の期待を満足させる鍵となるだろうと考えていたからです。

時計ベルトはその丈夫さもさる事ながら、ステッチを活かした美しいフォルムが一流時計メーカーに認められ、オリジナルベルトの製作を依頼されたのが、その後の発展の糸口となりました。
1980年以降カミーユ・フォルネ社は数多くの高級時計ブランドに交換用の時計ベルトを供給するリーダー的存在となりました。

「最高の製品を手作りで」という創業者の精神は今でも受け継がれ、世界の名だたるブランドの殆どがカミーユ・フォルネ社の顧客となった今日でも、なお一貫した手作業による製造方法が続けられています。
今日、カミーユ・フォルネブランドの時計ベルトは、150人以上の職人たちの手によりピカデリーとブルターニュ地方の中心にある2つの工場で、60工程以上にも及ぶ製作過程を経て作られています。
「裏地張り」、有名な「サドルステッチ」、「コバ塗り」といった1つ1つの工程は、すべてが手作業によって丁寧に行われています。

時計ベルトにカラーのクロコダイルをはじめて取り入れたのがカミーユ・フォルネ社であったように、1988年に皮革製の旅行用時計収納ケースとポシェットを業界で初めて発表したのもカミーユ・フォルネ社でした。
また、1994年には、カラーベルトの次のファッションアイテムとして利用者が用途とニーズに応じて自由に自分で取り替えることのできるベルトを考案しました。高い安全性を持ち、かつ、ワンタッチで取り替え可能なベルト「Habiller(アビエ)」の発表です。この取替え自由なインターチェンジャブル・システムにステンレス製のバネ棒が採用されたことも当時としては非常に画期的なことでした。

このようにカミーユ・フォルネ社では伝統と流行という相反する2つの精神がいつも表裏一体の関係になっています。この伝統の技術とトレンドを意識した商品開発こそが世界中の高級時計ブランドを魅了しつづける秘訣と言えるでしょう。
それは他の時計ベルトメーカーよりも最新トレンド情報をいち早く知り得る立場にいる事を意味し、カルティエ、パテック・フィリップ、ショパールをはじめとする高級ブランドから全く新しいアイディアに基づいたベルトの開発が持ち込まれる事も頻繁です。

こうして、皮革素材のみならず、時代のニーズに合わせ、サテンやナイロンなどの布帛や、エナメル、ゴアテックスなどの新素材も積極的に取り入れています。現在100種類に及ぶ素材は、伝統技術に裏打ちされ、初めて自由自在に使いこなせる様になるのです。
| 1945年 | もと馬具職人であったカミーユ・フォルネによって1945年フランス、パリに創設 |
|---|---|
| 1988年 | 業界で初めて皮革製の旅行用時計収納ケースとポシェットを発表 |
| 1994年 | 時計ベルトをワンタッチで取替え可能にする「Habiller -アビエ-」を発表 |
| 2001年 | ポロサス・クロコダイル、ワイルド・フィニッシュ・アリゲーターを新素材として発表 |
| 2002年 | アリゲータ・サテン・ファッションを新素材として発表 耐汗性に優れたアンチ・スウェットストラップを発表 |
| 2003年 | ガルーシャを新素材として発表 |
| 2005年 | パイソンを新素材として発表 世界最小時計「フィンガーウォッチ」を発表 |
| 2006年 | レインボーカラー、パール加工のカラーを発表 |
| 2007年 | レザーグッズにバッグが登場 |